shinriki’s blog

神力の備忘録としてのブログです

イギリスではなぜ散歩が楽しいのか? 人に優しい社会の叡智

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著者:渡辺幸一

発行者:若森繁男

発行所:株式会社河出書房新社

ISBN : 4-309-24338-X

発行年月 : 2005.5

巨大な高層ビルに豪華なショッピングモール…とても豊かなのに、

何だか窮屈で生きにくい国 日本。

何があるわけでもないのに、伸び伸びと人生を楽しめる国 イギリス。

この差はどこから来るのだろう?

イギリスに14年間暮らす著者が明かす、人生をじっくり味わえる

「ふところの深い」社会とは。

著者は、1950年北九州市生まれ。

73年北九州市立大学国語学部卒業。

90年イギリスに移住。

以来、一貫してロンドンの金融街シティに勤務。

英系銀行の財務アナリスト。

渡英後、文筆活動を開始、93年朝日歌壇賞、

95年角川短歌賞、97年北九州市民文化賞を受賞

第1章 日本に必要な風景

 フレミング氏の憧れと失望―京都にて

 狂気の沙汰?

 欲望刺激光線

 何も建てさせない努力

 立ち上がったコインストリートの人たち

 住民主導の再開発

 イアン・タケット氏は語る

 住環境を守るために

 東京の空はみんなのものです

 日本に必要な風景

第2章 人にやさしいイギリス社会のネットワーク

 ある読者からの手紙

 敗者が復活出来る教育制度

 ビクトリア事件から学んだもの

 生活に根付くボランティア活動

 老人や障害者が憩う家

 誇りを持って生きる権利

 八百屋のおかみさんと老人たちの心意気

 「東京物語」に感動するイギリス人

 女王陛下のドッグズホーム

第3章 イギリス人の多様な人生観

 毎年三万人がハラキリする国

 自殺の理由

 リストラの受け皿はどこにある

 失業は恥ではない

 シティを飛び出す人たち

 自分は自分、他人は他人

 部長ならできます

 つい無理をする日本人

 社員への目配り

 自殺を防ぐ二万人

 日本の中高年を守れ

第4章 「勝ち組」志向と「金メダル病」

 他人との距離

 イギリス人は感動秘話より議論がお好き

 なぜ日本人は「がんばれ」と言うのか

 「勝ち組」思考と「金メダル病」

 コミュニケーションが億劫な日本人

 新しい国際人とは

 日本人だからできること

第5章 イギリス最新事情

 欧州選手権ポルトガル人マルコの旗

 欧州選手権をめぐるイギリス人の心理

 イラク戦争と金融マン

 海外に不動産を求める金融マンたち

 ポーランド人ロベルトに昔の日本人を見た

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