shinriki’s blog

神力の備忘録としてのブログです

仕事するのにオフィスはいらない

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仕事するのにオフィスはいらない ノマドワーキングのすすめ

 

著者:佐々木俊尚

出版社:光文社

ISBN:978-4-334-03515-0

発行年月 2009年07月

 

はじめに - ノマドって一体何ですか?

第1章 ノマドワーキングのすすめ

第2章 アテンションコントロール

第3章 情報コントロール

第4章 コラボレーション

第5章 クラウドを使いこなす

第6章 ノマドライフスタイルの時代へ

あとがき

さくいん

 

正規雇用が消滅していき、すべての人が契約社員フリーランス

なる社会へ。

会社に頼っていればなんとかなった時代から、自分自身で人生を

切り開かねばならない時代へ。

そんな社会を、だれも望んでいないって?そうかもしれません。

自分自身の力で生き抜く方法を探していくのは、たいへんですから。

しかしこの変化は、否応なくやってきています。

だったら私たちは、この状況をなんとか乗り切るだけの知恵を付けて

おかねばなりません。

逆に言えば、この未曾有の大不況をうまく乗りこなして、

より素晴らしい人生を生み出すための材料にしてしまおうという

前向きな姿勢がいまや求められているのです。

それこそが、新しいノマドの生き方なのです。

 

第1章 ノマドワーキングのすすめ

ざっくりとノマドワーキングについて知りたい方はこの章を

ノマド的な現代の働き方に関する社会現象やワークスタイルに

必要な技術に関する言葉などが紹介されて意います。

しかし、この章を読んだだけでは物足りない、もっと技術的な

アドバイスがほしい方は、第5章をご参照いただくと技術的な

ことが詳しく紹介されています。

 

第2章 アテンションコントロール

ノマドワーキングに必須の仕事術が紹介されているのがこの章です。

筆者はアテンションと表現していますが、現代サッカーに例えると

「アラート」ということになると思います。

私はこの方がしっくりとするような気がします。

要するに、どのようにして自己管理をしていくかという手法であり、

情報技術を活用して有言実行する方向へ自分で仕組みをつくる

ことであり、大きな仕事と大きな仕事に間に小さな仕事を組み込ん

だり、そのための自分のリズムや多少の技術的な支援力を自ら

身に着けていきましょうという現代的な働き方&効率的な時間

活用術について紹介されています。

 

第3章 情報コントロール

私自身は、他人の時間を束縛することは大きな負担をかけてしまうと

良く考えることがあります。

それほど時間は平等に重要なものであり、筆者も時間の重要性と

情報の重要性の両面からそれぞれの区分の仕方について紹介されています。

 

第4章 コラボレーション

数多くあふれる情報を如何に整理して、どこからでも情報の確認が

できる環境を作っておくのか?

音(おん&感情)の伝わらないメールをさらに技術?ツール活用能力を

駆使してテキストのみでは伝わらない人間の感覚を伝えるための

仕組みを仲間で共有することで、絆の持続力を維持していこうとする

というようなことが紹介されています。

 

第5章 クラウドを使いこなす

インターネット上にあふれている安価もしくはフリーのアプリケーションや

ディスクスペースの活用について数多く紹介しているのがこの章です。

私自身も職場と自宅はデスクトップを活用し、出張時にはモバイルノー

そして常にipodtuchを持ち歩いていて、常にスケジュールやデータは

どこからでも最新のものへとアクセスができるようにしています。

どのような仕組みが皆さんの好みや技術レベルにあっているのか

まで私自身が説明することができませんが、ノマドワーキングのような

環境を活用している一人のサラリーマンとしの感想は、非常に便利です。

思いたった時にそのアイデアを記録し、今までの記録にアクセスして

追記・修正・組合せできるのです。備忘録としても最適ですね。

 

第6章 ノマドライフスタイルの時代へ

ノマドの将来について語っています。

私自身は、古臭く言えば、移動という空間や時間という束縛を超えて

繋がることができるインターネットをさらに活用するかたがたが集まることで

次のビジネス・・・たとえばオフショア系の工程分離型で中央監視機能を

駆使した新たなビジネスが産まれてくると考えています。

一時期の組織のフラット化どころではなく、ある程度のICT技術を理解できる

かたがたによる情報のフラット化(情報倉庫)を活用した情報の掛け算が

できる人々による新たなワークスタイルの出現・・・・かな

たとえばホワイトカラーやプラチナカラーではなくインテリジェントカラー

というように組織の立場ではなく働き方の価値観による捉え方が

今後生まれてくるのではないでしょうか?

 

shin〓〓〓