shinriki’s blog

神力の備忘録としてのブログです

アメリカの学生獲得戦略

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アメリカの学生獲得戦略

高等教育シリーズ

著者 : 山田礼子

出版社 : 玉川大学出版部

ページ数 : 190p

発行年月 : 2008年02月

ISBN : 978-4-472-40365-1

【目次】

第1部 

生涯にわたって学習を支援する―学習者の育成と支援(インターネットによる留学生の募集戦略/エンロールメント・マネジメントの実際/アーティキュレーション(単位互換)の支援オンライン/キャリア支援/オナーズ・プログラム―優秀学生のモティベーションの醸成/成人学生の経験学習の評価)/

第2部 

地域・社会と連携する大学(インターネットによる21世紀型学生獲得戦略 学士課程編/インターネットによる21世紀型学生獲得戦略 大学院編/同窓会の組織化戦略と専門職/トップマネジメントの募集戦略)/

第3部 

大学の質的向上(アクレディテーションと結果の公開/カナダの大学における教員評価とFD支援/プロフェッショナル・スクールの条件/IR部門の役割/大学や学会が提供する職員研修プログラム/教育改革と学生調査)/

第4部 

大学の勝ち残り戦略(コミュニティ・カレッジの教育プログラム―「学生の成功」をめざす事例集/株式会社大学―職業人学生を集め躍進/オーストラリアの大学におけるティーチングとラーニング)

将来の職業目標の明確化

高校の履修科目状況と成績の確認

高校での学習新語の把握

キャリア支援

①可能性を探ろう

 (ア)大学での専門分野の決定と仕事との関係

②準備しよう

 (ア)レジュメの書き方マニュアル

③具体的な体験をしよう

 (ア)コミュニティーサービス(体験を通じての学習)

 (イ)サービスラーニング(アクティブラーニング)

④次のステップへ踏み出そう

 (ア)インターンシップ

学力不ぞろいへの対応

オーナーズ・プログラム(優秀な学生のモティベーションの醸成)

GPAの高い学生を積極的の支援する

生涯学習機関(成人学生の経験学習の評価)

①アウトリサーチ:どれだけ成人学習者の学習への機会を提供し、彼らの将来キャリア獲得に向けて有益な教育プログラムが提供できるか。

②計画:成人学習者を対象としたプログラムを提供する際に、彼らの目標達成やキャリア獲得を実現できるかを考慮した計画をする。

③学生支援:成人学習者にとって柔軟で選択が可能な授業料等の支払い政策を実践できるか。

④学習成果の評価:どれだけ学位授与につながるように、カリキュラムを設計士、成人の生活や仕事経験から成人学習者が知識、技術、コンピテンシーを獲得したかを評価する。

⑤ティーチングと学習の過程:教授陣がどれだけ複数の教授法やアクティブ・ラーニングや問題解決型学習などの教育方法を使用して、成人学習者が理論を実際の知識や技術に結びつけることを可能にしているか。

⑥学生支援制度:成人学習者が包括的な学習面において自発的な成人学習者として成長できるような学生支援制度を構築するか。

⑦テクノロジー:どれだけ情報技術を利用して成人学習者に対して情報を的確に提供し、学習者の学習経験を高めることに役立っているか。

⑧戦略的パートナーシップ:どれだけ成人学習者の教育機会の発展・改善に向けて戦略的な連携や協力関係を雇用者と結んでいるか。

家族の中で始めて大学進学者を目指す第一世代学生の獲得

進学準備もしくは支援プログラム

高校生の家庭教師、進路についてのカウンセリング、その他のことへのメンター支援

オープンキャンパスのみならずバーチャルな体験による大学進学の支援

教員評価システム

①教育責任の趣旨

 (ア)担当科目の受講整数とTA

 (イ)大学院生やオナー学生の指導

 (ウ)大学院生やオナー学生の指導委員会への参加

 (エ)学生へのアドバイジング

 (オ)サービスラーニングへの関与や体験学習レポートの評価

 (カ)芸術的プロジェクトのや演劇などの指導

②教育へのアプローチ

 (ア)自分が持っている教育哲学や教育方針

 (イ)次年度に掲げている教育目標

③教育改善への努力

 (ア)学内の教育・学習センターで受講した教育関連ワークショップ、セミナー授業などへの参加経験

 (イ)教育開発関連のITコースの受講

 (ウ)学外の教育活動への参加

 (エ)一連の教育活動参加後になされた教育改善の証明

 (オ)教員仲間への教育コンサルティング活動

 (カ)教育・学習センターによるコンサルティングを受けた経験

 (キ)コンサルティング後になされた授業改善の証明

 (ク)学生評価後になされた授業改善の証明

④教育及び学生ラーニングの改善への貢献

 (ア)担当科目の設計

 (イ)ウェブ教材の開発などの教材開発

 (ウ)斬新的な教育実践の導入

 (エ)斬新的な評価実践の導入

 (オ)学生の卒業後の就職などへの貢献

 (カ)所属学科や学部における教育の卓越性支援への活動経験

 (キ)カリキュラム委員会や学生の学習改善・支援を目的とする委員会への参加

 (ク)教育や学習に関する研究・出版

 (ケ)他の教員へのメンター活動

 (コ)教育・学習センターでの講演活動

 (サ)教育賞へのノミネート経験及び受賞暦

 (シ)教育開発支援費の受賞暦

 (ス)教育開発支援費の受給暦

⑤教育の評価

 (ア)学生による評価

 (イ)同僚による評価

 (ウ)自己評価

適切な授業の準備と提供がなされたか

学生による授業評価が厳正かつ公正に実施されるような環境を提供したか

最終試験の前に学生に適切な助言を与え、相談の機会を提供していたか

宿題・テストなどの教材の準備を十分に行っていたか

採点時や成績をつける際に十分な注意を払っていたか

大学院生への指導を十分に行っていたか

学生支援グッドプラクティス 7つの原則

①学生と教員の交流を促進すること

②学生同士の協力をさせること

学生同士が協力しあった学習すること。グループ学習により、学生全体が積極的に学習に関与し、成績の上昇が見られる。

③体験学習の奨励すること

講義を受ける形式の学習だけでなく体験に基づいた学習をすれば、日常生活に講義で学んだものを関連付けることなどを通じてさらに効果的な学習となる。

④迅速なフィードバックを行うこと

⑤課題への時間設定を強調すること

学生が課題をこなすために時間を以下に管理するかは大事である。こうした時間管理を身につけることを教員は支援すること。

⑥学生に高い期待を寄せること

学生を動機づける要因として、学生に教員が高い期待を寄せているというメッセージを発信することが大事である。学生は教員から期待されていると感じることによってさらに学習しようとする意欲がわく。

⑦学生の多様な才能と学習方法を尊重すること

職員研修プログラム

American College Personnel Association (ACPA)

National Association of Foreign Student Advisor (NFSA)

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