shinriki’s blog

神力の備忘録としてのブログです

もし高校野球のマネージャーがドラッカーの

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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

 

著者:岩崎夏海

出版社名:ダイヤモンド社

出版年月:2009年12月

ISBNコード 978-4-478-01203-1

 

この本との出会いは、知人からの紹介でした。

しかし、とある空港の本屋で実際にこの本を一目見たときは、

なんだかこの歳にしてと思うような表紙の本で手にするのが

恥ずかしいような感じがしました。

以外や以外、内容は大変に興味がある本です。

早速大学生の息子にも紹介しました。

目次は以下のとおりです。

 

第一章 みなみは「マネジメント」と出会った

第二章 みなみは野球部のマネジメントに取組んだ

第三章 みなみはマーケティングに取組んだ

第四章 みなみは専門家の通訳になろうとした

第五章 みなみは人の強みを生かそうをした

第六章 みなみはイノベーションに取組んだ

第七章 みなみは人事の問題に取組んだ

第八書 みなみは真摯さとは何かを考えた

 

これまでに経済や経営のことを学んだ方は、

ドラッカーコトラーの本を読まれていると思います。

この本は、ドラッカーを読む以上にドラッカーのことが

わかりやすいという感じです。

 

あらすじはこんな感じです

弱小都立高校の野球部のマネージャーになった、みなみは、

ある理由から『このチームを甲子園に連れていく』と決心します。

そのため、自分のポジションである『マネージャー』の役割を

深く知るために本屋の店員に『マネジメント』に関しての良書を

尋ねます。

勘違いした店員は不朽の名著であるP・F・ドラッカー

『マネジメント』をおすすめした。

みなみは、その日から『マネジメント』をバイブルに、野球部という

『組織』の改革に取り組んでいくのです。

野球部という『組織』の『顧客』は誰なのか。

その顧客に提供する価値は何なのか。

野球部という組織の『マーケティング』と『イノベーション』はなんなのか。

みなみは少しずつ周囲を巻き込み、真のマネージャーになっていく。

 

いろいろな人たちが集まって組織として機能することは当然ですが、

その組織のマネジメントをいかに進めるかという観点で読むと、

いろいろな組織に応用展開がしやすく解説してくれるという感じです。

 

特に、さまざまな考え方の方々が集まる、さまざまな利害関係者を

想定した街づくりや地域の活性化に関わる組織のマネジメントには

非常に参考となるのではないでしょうか。

 

shin〓〓〓